寝台特急の料金

寝台特急の料金

寝台特急、いわゆるブルートレインに乗車する際の運賃・寝台料金を見てみましょう。


国鉄からJRとなった平成のはじめ、寝台特急には様々な改造車があらわれ、それまでの単純な分け方は出来なくなってきました。


いっぽうで寝台特急の廃止が相次ぎ、数多い個室のいくつかは消えてしまったものの、依然として様々な個室があります。


寝台の分け方として、まず、A寝台とB寝台という分類が最初にあります。


A寝台とB寝台という分類は、開放寝台が基準としたもので、1等・2等という等級制が廃止された昭和44(1969)年以来のものです。


開放タイプの寝台料金

タイプ段別1人当たり
料金(円)
サイズ(cm)
長さ×幅×高さ
A寝台客車2段式上段9,810185×88×92
下段10,800193×93×113
電車2段式上段9,810190×90×100
下段10,800190×106×120
B寝台客車2段式上段6,480195×70×95
下段195×70×111
電車3段式上段5,400190×70×68
中段
下段6,480190×106×76

個室寝台車の寝台料金

タイプ種別・
記号
1人当たり
料金(円)
連結している列車名
1人用ロイヤルA寝台個室
SA1
17,880北斗星
トワイライトエクスプレス
シングルデラックスA寝台個室
A1
13,730あけぼの
サンライズ瀬戸・サンライズ出雲
シングルツインB寝台個室
B1
9,430トワイライトエクスプレス
サンライズ瀬戸・サンライズ出雲
シングル7,560サンライズ瀬戸・サンライズ出雲
ソロ6,480北斗星・あけぼの
サンライズ瀬戸・サンライズ出雲
2人用スイートA寝台個室
SA2
26,220トワイライトエクスプレス
カシオペアスイートカシオペア
カシオペアデラックス17,880
ツインデラックスA寝台個室
A2
13,730北斗星
カシオペアツインカシオペア
ツインB寝台個室
B2
8,390トワイライトエクスプレス
サンライズツイン7,560サンライズ瀬戸・サンライズ出雲
デュエット6,480北斗星

A寝台の料金

A寝台は開放タイプが基本となっています。


開放A寝台は、上段よりもスペースが広い下段が1人当たり10,800円と上段の1人当たり9,810円より990円高いといった具合に寝台・個室グレードが決まっていきます。


1人当たりの寝台料金が開放A寝台下段より2,930円上がると1人用A寝台個室(シングルデラックス)です。


そもそもA寝台個室には洗面所があり、「北斗星」の「ツインデラックス」以外の各改造車でもそのあたりは同じです。


寝台料金が「北斗星」の「ツインデラックス」と寝台料金が同じ13,730円の「カシオペアツイン」にはトイレユニットが付きます。


カシオペア」は個室単位で発売するため「カシオペアツイン」に乗車するには2人分の寝台料金(27,460円)が必要です。


1人当たりの寝台料金が開放A寝台下段より6,870円(「シングルデラックス」よりも3,940円)上がると、1人用A寝台個室「ロイヤル」の料金(17,880円)です。


「ロイヤル」の室内には、ベッド・ソファー・トイレ・シャワー室(無料)があります。


さらに、「ロイヤル」のサービスとして、ワインなどのウェルカムドリンク、モーニングコーヒー、朝刊サービスのほか、インターフォンで食堂車のルームサービスがあります。


人によっては寝台料金が高くともお得感を感じるかもしれません。


1人当たりの寝台料金が「ロイヤル」と同じ料金の個室に2人用A寝台個室「カシオペアデラックス」があります。


「カシオペアデラックス」は「カシオペア」に1室だけであり、「カシオペア」は個室単位で発売するため乗車には2人分の寝台料金(35,340円)が必要です。


現在、A寝台での最上級グレードが「カシオペア」と「トワイライトエクスプレス」にある「スイート」です。


「スイート」の1人当たりの寝台料金は開放A寝台の約2.4倍となる26,220円です。


「カシオペア」・「トワイライトエクスプレス」とも展望タイプがあります。


「スイート」には展望タイプ以外の部屋もあります。

「カシオペア」には1階が寝室・2階が居住空間というメゾネットタイプの部屋、「トワイライトエクスプレス」には車体中央・天井まで達する大窓の部屋があります。


「スイート」は、2人乗車が基本のため、2人合計の寝台料金は52,440円ととても高価です。

B寝台の料金

B寝台も開放タイプが基本です。


基本となる寝台料金は、2段式開放寝台の1人当たり6,480円です。


B寝台の特徴は、1人当たり6,480円で「ソロ」と「デュエット」という個室に乗車できることです。


これは開放式B寝台とおなじ料金で乗車できるという個室設定時のコンセプトでもあって、個室利用のための特別料金が不要です。


「北斗星」や「あけぼの」では1人当たり6,480円でB寝台個室も開放式B寝台も選べます。


両列車のB寝台個室は「早い者勝ち」です。


「ソロ」と「デュエット」より1050円高い個室が「シングル」と「サンライズツイン」です。


「シングル」は1人用個室で、285系特急形電車で運行される「サンライズ瀬戸」・「サンライズ出雲」の中心的な個室です。


ベッド幅は70cmで開放タイプのB寝台と同じですが、2階建て構造であるため室内の高さは開放式A寝台と同じで広さもほぼ匹敵する個室です。


「サンライズツイン」は「シングルデラックス」の階下にある個室です。


レール方向にベッドが2つ配置された室内は高さも十分で、デュエットにくらべ広めの空間が特徴です。


1人当たりの寝台料金が「サンライズツイン」よりも810円、開放式B寝台より1,860円高いのが「トワイライトエクスプレス」の2人用個室「ツイン」の料金8,390円です。


「トワイライトエクスプレス」の「ツイン」は、「北斗星」の2人用A寝台個室「ツインデラックス」とほぼ同じスペースですが、寝台料金13,730円の「ツインデラックス」にくらべ5,190円も安いです。


さらに、1人当たりの寝台料金が開放式B寝台より2,870円高くなると、「トワイライトエクスプレス」や「サンライズ瀬戸」・「サンライズ出雲」の1人用個室「シングルツイン」の料金9,430円となります。


「シングルツイン」は、B寝台1人用個室では最も高い寝台料金ですが、「シングルツイン」では室内の高さは充分にあるため窮屈な感じはないでしょう。

寝台料金が不要な「寝台」

寝台列車ながら寝台料金のかからない「寝台」があります。


寝台特急「あけぼの」の「ゴロンとシート」は、B寝台車の幅70cmの寝台にそのまま乗車できますが枕やシーツは省略されています。


「サンライズ瀬戸」・「サンライズ出雲」の「ノビノビ座席」は、急行「はまなす」(青森〜札幌)のカーペット車とおなじスタイルで室内はカーペット敷きです。


「ノビノビ座席」には隣と仕切るカーテンはないですが、頭の部分の左右に隣と仕切る簡易的な壁があり通路側にもカーテンがあります。


「ノビノビ座席」の1人当たりの幅は82cmで、枕やシーツはないですが毛布が備え付けられています。


「ゴロンとシート」も「ノビノビ座席」も横になれるだけというものですが、運賃+特急料金で利用できB寝台料金である6300円が不要なため人気があります。


以上が寝台料金のおおよその内容です。


寝台車を利用するには寝台料金以外に、距離に応じた運賃+特急料金が必要です。


寝台特急をはじめ、寝台車を連結する列車が廃止されていったのは、寝台設備が利用者のニーズに合わないことと、寝台料金以外に、距離に応じた運賃+特急料金が必要という料金の複雑さが嫌われ、単純・格安料金の夜行バス航空機、新幹線へと旅客が移ったことがあると思います。



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