寝台特急「あけぼの」の歴史と今後

寝台特急「あけぼの」の歴史と今後

昭和45(1970)年7月1日


臨時寝台特急として、上野〜秋田間(東北・奥羽本線経由)に「あけぼの」1往復を新設し、9月30日までの毎日運転しました。


車両は新製の20系客車で、それまで20系寝台客車の列車が走ることのなかった奥羽本線 福島〜秋田間を走りました。


なお、この間、同じ区間を走る定期夜行急行「おが3・2号」を運休としたことで、利用客から批判されましたが、「あけぼの」は好評でした。





昭和45(1970)年10月1日


好調な利用を受け、上野〜大館間の定期夜行急行「おが」を特急に格上げし、臨時寝台特急「あけぼの」を定期化、運転区間を秋田から青森まで延長、上野〜青森間(東北・奥羽本線経由)となりました。





昭和48(1973)年10月


上野〜秋田間に1往復増発し、2往復体制となりました。





昭和55(1980)年10月


このダイヤ改正で客車が20系客車から24系客車に変更されました。


「あけぼの」からの撤退により、20系は定期寝台特急運用から退き、以後は、急行列車や臨時列車・波動輸送に用いられることになります。





昭和57(1982)年11月15日


東北・上越新幹線の大宮開業による東日本地区を中心とするダイヤ改正が行なわれました。


「あけぼの」は、東北・奥羽本線を走る夜行急行「津軽」2往復のうち、1往復を格上したことで、3往復体制となりました。


このうち、2往復が東北・奥羽本線の上野〜青森間の運転となり、運転本数では、「あけぼの」の最盛期となりました。


全国的に進められていた寝台客車の3段から2段への改良が「あけぼの」にも波及し、1往復については24系24形ながら寝台が2段化されました。





昭和63(1988)年3月13日


青函トンネル開通にともなうダイヤ改正から運転をはじめた「北斗星」へ寝台客車を転用するために、上野〜秋田間の1往復が廃止されました。


「あけぼの」は上野〜青森間の2往復となりました。





平成2(1990)年9月


奥羽本線 福島〜山形間で山形新幹線開業に向けた改軌工事が始まりました。


このため、同区間を経由する「あけぼの」は1往復化され、奥羽本線経由ながら福島〜新庄間では東北本線〜陸羽東線経由となりました。


陸羽東線内(小牛田〜新庄)ではDE10形ディーゼル機関車が重連でけん引を担当しヘッドマークもつきました。


もう1往復は、東北・奥羽本線経由から高崎〜上越〜信越〜羽越〜奥羽本線経由という日本海側を通るルートなり、「鳥海」を名乗りました。





平成3(1991)年3月


セキュリティ、プライバシーの向上および東北地区の寝台列車の需要維持・拡大を図るため、このダイヤ改正から開放タイプのA寝台をA個室寝台「シングルDX」に、開放タイプのB寝台をB個室寝台「ソロ」に置き換えました。


10両編成中の3号車に、A個室寝台「シングルDX」を、4号車にB個室寝台「ソロ」を各1両ずつ組み込みました。





平成9(1997)年3月


秋田新幹線が開業。


寝台特急「あけぼのは、再び運転経路を変更し、高崎〜上越〜信越〜羽越〜奥羽本線経由となり、寝台特急「鳥海」を統合し「鳥海」は消滅しました。


運行路線から考えれば、「鳥海」を名乗るのが妥当と思われますが、「あけぼの」を名乗るようになりました。


「あけぼの」が「ゆうづる」や「はくつる」とともに、東北を代表する列車として人々に親しまれているからでしょう。


ちなみに、運転経路はこのダイヤ改正以降、現在(平成21(2009)年8月時点)まで同じです。





平成14(2002)年年1月


期間限定の試行として、寝台特急「はくつる」とともに、B寝台車1両を「ゴロンとシート」に変更しました。


「ゴロンとシート」は、毛布、浴衣などのサービスを省略し、座席車扱いとしたものです。


ですから、乗車券(普通運賃)と指定席特急料金のみで乗車できます。





平成14(2002)年年10月


女性専用の「レディースゴロンとシート」のサービスが開始されました。





平成14(2002)年12月1日


東北新幹線八戸延伸開業。


このダイヤ改正で寝台特急「はくつる」が廃止されました。


これにより寝台特急「あけぼのは、東京と東北を乗り換えなしで結ぶ唯一の定期列車(毎日運転される列車)となりました。





平成21(2009)年3月14日


寝台特急「あけぼのは上野〜青森の全区間を青森車両センターのEF81形交直流電気機関車が担当していましたが、このダイヤ改正から上野〜長岡間が長岡車両センターのEF64形直流電気機関車となりました。


これは、EF81は上越線での空転の発生が多く、高崎・上越線の運転士にとって取り扱いにくいという理由です。


なお、長岡〜青森間は引き続き、青森車両センターのEF81が担当しています。


また、この改正から車内販売が取りやめになっています。




平成26(2014)年3月


当月に行われたダイヤ改正で定期列車としての「あけぼの」が廃止されました。

以後の「あけぼの」は臨時列車として運転されています。

寝台特急「あけぼの」の将来は新幹線次第

これまでにも新幹線の開業や延長によって、夜行列車は廃止されてきました。

「あけぼの」も平成2(1990)年9月以降は1往復であり、使用されている24系や24系25型客車も新製から40年近くたっています。

平成22(2010)年度末には、東北新幹線八戸〜新青森が開業予定です。

また、新形式E5系は新青森開業時点では宇都宮〜盛岡間で300km/h運転を行い、最速列車で東京〜新青森間が3時間10分程度となります。

2012年(平成24)度末には、宇都宮〜盛岡間で320km/h運転を計画し最速列車で東京〜新青森間が3時間5分程度となります。

この時点で運転線区は重ならないものの、同じ運転区間を約13時間かけて走る寝台特急「あけぼの」にとって廃止か?存続か?はたまた運転区間の変更か? などが検討されると思います。



リンクには、楽天市場・楽天ブックス・楽天トラベルなどのアフィリエイトリンクもあります。

寝台特急「あけぼの」の歴史と今後関連ページ

寝台特急「あけぼの」とは?
寝台特急「あけぼの」とは?
寝台特急「あけぼの」の料金
寝台特急「あけぼの」の料金。
寝台特急「あけぼの」を予約する
寝台特急「あけぼの」を予約する。
寝台特急「あけぼの」の時刻表
寝台特急「あけぼの」の時刻表。
寝台特急「あけぼの」の編成と車内
寝台特急「あけぼの」の編成と車内。
寝台特急「あけぼの」のゴロンとシート
寝台特急「あけぼの」のゴロンとシート。
寝台特急「あけぼの」で旅行
寝台特急「あけぼの」で旅行。
寝台特急「あけぼの」の寝台客車
寝台特急「あけぼの」の寝台客車について。
寝台特急「あけぼの」の機関車
寝台特急「あけぼの」の機関車について。
寝台特急「あけぼの」の注目車両
寝台特急「あけぼの」の注目車両。
寝台特急「あけぼの」の運転上の特徴
寝台特急「あけぼの」の運転上の特徴。

 
ホーム サイトマップ 運営者情報など 商品・サービスについて